地元ならではの魚も 一期一会の味にきっと出合える「寿司 川柳」/新潟市


2020年10月10日 9445ビュー
日本海美食旅(ガストロノミー)プレミアムレストランでは、新潟県と山形県庄内の食文化の発信をテーマに、メニューやコースとして料理提供をしている飲食店を紹介しています。日本海美食旅(ガストロノミー)を通じて、その土地の風土や歴史を感じてください!


今回は、新潟駅万代口を出てすぐ、飲食店がひしめく弁天通商店街にある寿司 川柳さんです。
メインストリートである弁天通りから路地を入ったところにある寿司 川柳。
新潟や東京で修業を重ねた店主の川上智弘さんが2016年にのれんを掲げたお店です。
天然のネタにこだわり、市場から毎日仕入れる旬の魚介はその時にしか食べられない珍しいものも。
「ミシュランガイド新潟2020特別版」ではミシュランプレートとして掲載されています。
 

秋から冬にかけての時期はブリや南蛮エビ、そしてノドグロをはじめとするさまざまな白身魚が楽しめるのが新潟の寿司の醍醐味。
「地元ならではの珍しい魚をぜひ食べてほしいですね」と語る川上さんのお店では、フナベタやコチなど、他ではあまりお目にかかれないネタが登場することもしばしば。

おすすめは「新潟すし三昧 極み」

※写真はイメージ

「新潟寿司三昧 極み」(3,500円+税)は、新潟のすし組合加盟の50店で楽しめるお得なセットで、新潟の地魚とウニ・トロ・イクラを含む特上10貫(1.5人前)が堪能できるというもの。(卵焼きとお椀付き)
各店が趣向を凝らし、腕を振るいます。

1.5人前ということで満足度の高いセットですが、この「極み」をベースに追加注文(別料金)ももちろんOK。
せっかくだからもうちょっと食べたいっ! という方、結構いらっしゃるようです。

旬の魚介と職人の技

ブリやカレイなどの定番のネタにひと手間加えるのも川柳のスタイル。
「目で、舌で、会話でお客さんに楽しんでもらいたい」と一品一品に妥協のない川上さんの心意気が感じられます。
この日の珍しいネタはカヤカレイ(ヒゲソリダイ)。弾力のある身が特徴です。
レモンと藻塩を乗せてさっぱりといただきます。
これは普段食べたことのない味わいです。うまい♪
脂の乗ったブリには南蛮みそを乗せて。
(南蛮みそは、新潟の中越地域などで作られている伝統野菜の唐辛子「カグラナンバン」を使ったみそ)
ブリの濃厚な脂とピリリとした辛みがとても合います!
見た目にも美しい、ウニと生いくらのグラス盛り。
底にはシャリが入っています。海苔が無い分、ネタとシャリのうま味がストレートに楽しめます。
生イクラのまったりとしたコク。
そして、口の中にウニの余韻が…あぁ!

 
川柳ではシャリにもこだわり、寿司に合う米を五泉市の農家に依頼しています。
「新潟といえばやっぱりコシヒカリですが、うちでは粒が小さいものを使っています」と川上さん。
 
寿司と一緒に楽しみたいのがやっぱり地酒ですよね。
川柳では、県外でも有名な新潟清酒のほか、上・中・下越・佐渡の寿司に合うお酒を豊富に取りそろえているので、ついつい飲み過ぎないように注意しましょう。
「地酒の旬も味わってほしい」と季節限定酒やメニューにない珍しいお酒があることも!
 
新潟ならではのネタを、このお店ならではの味わいで。
寿司に地酒に、一期一会の味にきっと出合えるお店です。
予約でのご利用をおすすめします。
 
寿司 川柳

寿司 川柳

新潟県新潟市中央区東大通2-2-13
TEL.025-240-1030
営業時間/昼の部 11:30~13:30、夜の部 17:00~22:30
定休日/日曜日 ※月曜日が祝日の場合は営業
https://susisenryu.gorp.jp/

寿司 川柳

この記事を書いた人
ケバブー

長岡生まれ新潟育ち。 ​
郷土料理からラーメン、地酒やスイーツまで新潟の食を広く愛するフォトライター。

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