わざわざ訪れたい!大注目の新店「新潟フレンチと自然派ワインmasa」/見附市


2023年07月14日 5649ビュー
皆さん、こんにちは。

日本海に面し、土壌豊かな越後平野が広がる新潟県は、お米、魚介、お肉、野菜、果物とあらゆる食材の宝庫!

そんな食の魅力溢れる新潟県のど真ん中に位置する新潟県見附市に、今年の2月、新たなフレンチレストランがオープンしました。

コンセプトは、新潟を感じるナチュラルフレンチ

しかも、腕を振るうのは国内の星付きレストランや海外でも修業を積んだ実力派シェフとのことで、「これはぜひ味わってみたい!」と、早速ランチに伺ってきました。

今回は、新潟フレンチと自然派ワイン masa(マサ)さんをご紹介します!

入り口はどこ?!いざ、隠れ家レストランへ

新潟市中心部から約50km。
新潟県中越地方に属し、南北に長い新潟県のど真ん中に位置する見附市(みつけし)にお店はあります。

【アクセス】
・JR見附駅から車で約5分
・上越新幹線JR長岡駅から車で約23分
・北陸自動車道中之島見附ICから車で約8分

一軒家を改築し、レストランへと変貌した同店。
お店の入り口は通りに面しておらず、初めて伺った際は迷ってしまいました。
自動車のナビでは、この写真の地点で「目的地に到着しました♪」とアナウンスされましたが、それらしきお店は見当たりません。

思わず「どこ~??」と友人と辺りをキョロキョロ…

実は、こちらは店舗の裏側だったのです。
車を降りて見に行ってみると、このような張り紙が。

こちらが店舗の裏口で、この反対側が入り口になります。
というわけで、店舗の入り口を発見!
一見普通の民家のように見えるこちらが「新潟フレンチと自然派ワイン masa」さんです。

入り口前は広い月極駐車場になっており、店舗前5台分が同店の駐車場です。
一歩店内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、存在感のあるイチョウの一枚板カウンター。
そしてカウンターとつながる開放的なオープンキッチンが広がります。

カウンター6席とテーブル席が2席。こぢんまりと落ち着いた空間で、シェフの職人技を目の前で堪能することができます。

国内外で腕を磨いた凄腕シェフ

オーナーシェフの長谷川さんは、長岡市のご出身。
辻調理師専門学校を卒業後、国内外の有名レストランで修業を積み、2023年2月に満を持してご自身のお店をオープンされました。

同店で提供されるのは、新潟食材で作る、自然派ワインに合う料理

添加物を使わず、昔ながらの製法で作られている「自然派ワイン」と出会った時、その飲みやすさに感動し、体が細胞レベルで求めているような感覚を覚えたという長谷川シェフ。

酵母や微生物をたくさん含む自然派ワインに合うよう、料理の食材選びや鮮度、火入れにもこだわり、体に優しいナチュラルな味わいに仕上げているそう。調味料に至るまで無添加だというから驚きです。

フレンチを基本に、イタリアン、スパニッシュとそのジャンルを広げた、シェフ渾身の創作料理。
どんなお料理に出会えるのか…期待に胸が膨らみます!

メニューのご紹介

お料理は要予約制の一律料金で、ランチ、ディナーそれぞれ1種類のみ。

●ランチ…3,000円
●ディナー…5,000円

(※追記:2024年2月16日より価格変更あり。ランチ3,800円、ディナー6,600円)


ドリンクは、自然派ワインとのペアリングが一番オススメとのことですが、
この日はランチでお伺いしたので泣く泣くワインは諦め、コールドプレスジュースを頂きました。

それでは、お待ちかね!お料理のご紹介です。

新潟県民も感動する、新潟食材の素晴らしさを堪能

まず一皿目は「佐渡産ヒラメ カリフラワーのムース」。
同店の魚介は、全て佐渡の魚屋さんから直送。軽く表面を炙った佐渡産ヒラメ、自家農園でとれた絹さや、カリフラワーのムースが一体となった一皿です。

淡白ながらも旨味が強いヒラメは、軽く炙ることで身が締まりほどよい弾力に。
クリーミーなカリフラワーのムースと絹さやのシャキシャキとした食感の組み合わせ、そしてクレソンと爽やかな国産レモンの皮がアクセントになっています。
二皿目は「佐渡のスズキの炭火炙り ヨーグルトソース」。
獲れたて新鮮な佐渡のスズキを炭火炙りにし、自家製ヨーグルトソースと自家農園で採れた野菜のサラダを添えた一皿。

ヨーグルトをベースに生クリームとマスタード、自家製の玉ねぎの酢漬け入りのオリジナルソースで、爽やかな酸味がスズキとの相性抜群でした。
それにしても、驚いたのはこのボリューム

一般的にコースの前菜として提供されるのは、大抵2~3切れ程でしょうか。
しかし、同店の場合は5~6切れはありました!佐渡産のお魚をこんなに味わえるなんて、贅沢ですね。
三皿目は、「見附産の極太アスパラガス」が主役。
じゅわ~っと滲み出る瑞々しさと甘さに驚きます!

そんな極太アスパラが身に纏うのは、自家製レモンマヨネーズ、グラナパダーノというイタリアのチーズ。
そして、アスパラの硬い部分とブロッコリーに水だけを合わせたというシンプルなソース。

そのままで食べても十分に美味しい素材ですが、シェフの腕にかかれば素材の味がさらに引き立ち、これまでに味わったことのない美味しさに出会えるのです!
4皿目は、メインのお肉料理「南魚沼深雪もち豚ロースの炭火焼き」。
ズッキーニの炭火焼きと、川流れの菜のマリネ添え。

同店のお料理は、魚、野菜、肉、全てにおいて、土佐備長炭を使った炭火料理が多用されています。
それは、鮮度の良い素材が持つ栄養素を壊さないためで、炭火の優しい火入れにより、食材の持つ酵素や栄養素を活かしているのだそうです。
これが、驚くほど柔らかく、ジューシーで、脂が甘い!!
炭火でじっくりと低温調理されているので、余分な脂が落とされ、お肉の旨味がギュッと濃縮されています。

そして新潟伝統野菜とう菜の一種である、川流れ菜のマリネのほろ苦さと甘味が、お肉との相性抜群。
そしてお料理の最後、土鍋でグツグツ…出来立てを見せて頂いたこちらがシェフのスペシャリテ!

他のお料理は、季節や仕入れの素材によってその内容が変わりますが、このお料理はスペシャリテとして不動のお皿となるそうです。
5皿目は「佐渡産海鮮のスープリゾット」。

修業先だった星付きスペイン料理店のエッセンスを活かした一皿だそうです。
佐渡の魚介の骨から出汁をとったスープをべースに、トマトや香味野菜、燻製パプリカパウダーなどをプラス。

こ、れ、が、思わず目を瞑る美味しさ…!!

魚介の旨味を吸い込んだリゾットは、臭みや雑味が一切なく、優しく体に沁み渡ります。
さらに、絶妙な火入れの炭火焼き魚を崩してリゾットと混ぜることで、更に魚介の旨味がアップ。

そして、お好みでレモンを絞ったり、自家製ガーリックマヨネーズを合わせたりすることで、
その味の表情がガラっと変わるのも、このお料理の楽しいところ。

もうお腹がいっぱいなのに、サラサラと体に入っていくのはなぜ…?!
おかわりしちゃいました(笑)
そして、同店の凄さはまだまだ続きます。なんと、デザートが2品も味わえるんです!

まず1品目は「神田酪農さんの愛情牛乳を使った自家製アイスクリーム」。

新潟の酪農発祥地として知られる新潟県阿賀野市安田地方の「神田酪農」さん。
その牛乳の旨味を最大限に引き出す温度で加熱して作ったシェフお手製のアイスクリームは、驚くほどミルクが濃く、口当たりなめらか!

オリーブオイルと塩のアクセントが、さらに風味豊かにしてくれました。
そして、2品目のデザートは「自家製プリン」。
バニラビーンズを使わずに、ラム酒とビターなカラメルを効かせた大人のプリンです。
コーヒーは、ご近所にある見附市の「珈琲味覚研究所」さんにオーダーした、オリジナル焙煎のもの。

うまみ成分をもつ珈琲豆のオイルをしっかり出すために金属フィルターを使用して、シェフ自らが一杯一杯丁寧に淹れてくださいました。

最後の最後まで抜かりなく、美味しさと優しさが溢れる幸せなひとときでした~。
佐渡の魚介、越後平野が育んだ野菜やお肉とこだわりの素材に、無添加の調味料。
素材が持つうま味を最大限に引き出す長谷川シェフのお料理は、新潟食材の素晴らしさを存分に堪能できるものばかり。

みなさん、このクオリティで、このボリュームで、3,000円ですよ、、、お値打ちすぎませんか?!
こんなにもレベルの高いお料理をこのお値段で味わえるなんて、新潟県って本当にすごい!

「オープンしたばかりなので、まずは多くの方にお店を知って頂きたいですね」と長谷川シェフ。
新潟県の主要都市から少し足を伸ばす場所にありますが、これはわざわざ行く価値があります!

予約が取れなくなる前に、ぜひ足を運んでみてくださいね。
 
新潟フレンチと自然派ワイン masa

新潟フレンチと自然派ワイン masa

新潟県見附市今町1-13-15
090-6307-1251
ランチ12:00~15:00/ディナー18:00~22:00
※要予約
不定休

【お店へのアクセス】
・JR見附駅から車で約5分
・上越新幹線JR長岡駅から車で約23分
・北陸自動車道中之島見附ICから車で約8分

お店の場所はこちら

この記事を書いた人
エムコネ

富山県生まれ、新潟市在住のママライター。 グルメな夫、子鉄の長男、肉食の長女、リアクション芸人の私、の4人家族。 外食費と娯楽費が家計を圧迫していますが、おいしいモノとたのしいコトを求めて日々開拓中! 

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