豊かな自然と独自の歴史・カルチャーが息づく島
佐渡エリア

2018.08.14

島ならではの自然と景観を楽しめる佐渡。佐渡沖で獲れる本マグロや寒ブリなどの新鮮な海の幸に、ノスタルジックな金山遺跡、旅情を誘うたらい舟など、独自の歴史や文化、グルメにも親しめます。野生復帰を果たしたトキにも会えますよ。

近代化産業の壮大な歴史ロマンを感じる -佐渡金山ー

古くは「今昔物語集」にも記され、「黄金の島」としても知られた佐渡島。江戸時代から約400年にわたり採掘された金銀山は、時代とともに最先端技術が導入され、規模・産出量とも日本最大級と言われています。その歴史を垣間見ることができる佐渡金山遺跡では、実際に使われていた「坑道」を巡り、当時の作業の様子を再現した模型や、操業当時の姿のままで残された機械やトロッコなどを見学することができます。
また、北沢浮遊選鉱場跡は、荒廃したその佇まいが「天空の城ラピュタ」のようだと話題になり、金山の歴史はもちろん、映画のような世界を体感しようと多くの人が訪れています。

ノスタルジックな海の散歩 -たらい舟ー

今や佐渡の名物ともなっているたらい舟。女性の船頭さんが1本のサオを駆使し、巧みな船捌きで海を案内してくれるこの体験は、昔話に出てきそうな舟の形や、和装に笠をかぶった船頭さんの衣装がノスタルジックで旅情を誘うと人気を集めています。
そもそもこのたらい舟の起源は明治時代頃、小木半島の複雑な地形の中でサザエやワカメ漁を行うため、安定して小回りがきくたらいを活用したのが始まりとされています。
「どんぶらこ」のフレーズがぴったりの、のんびりとした船旅は、ここでしかできない体験です。

佐渡で野生復帰を果たした天然記念物 -朱鷺(トキ)ー

日本の空から姿を消し「野生絶滅」とされたトキが、佐渡の地で野生復帰の道を歩み始めています。1,000m級の山々が連なる山脈と深い森林、豊かな湧き水と良質な餌などがトキを育むにふさわしい条件となり、さらに専門家や地元の方々の協力を得て、着実に生息数を増やしています。2018年8月の時点では島内で352羽が確認されています。
運が良ければ島内の道や畑などひょんな場所でトキを見かけることができますが、確実にその姿を見たいなら「トキふれあいプラザ」がおすすめ。自然に近い生息環境を大型ケージ内に再現し、飛翔や採餌、巣作りなど貴重な姿を間近で観察することができます。

佐渡エリアの温泉

四季によって変わる色とりどりな自然、古い町並みや史跡など魅力あふれるトキの島。両津港周辺の4つの温泉による両津温泉郷や、雄大な日本海が眼下に広がる相川温泉など温泉地も多彩です。

●両津温泉郷…「朱鷺の傷湯」とも呼ばれる住吉温泉や美肌の湯で知られる加茂湖温泉が人気。
●相川温泉…素晴らしい夕日が見られる温泉。付近には佐渡金山や佐渡奉行所など観光スポットも満載。
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