「新潟県・庄内エリア アフターデスティネーションキャンペーン」
2020.10.1〜12.31新潟県・庄内エリアの観光情報は「にいがた観光ナビ」、「やまがた庄内観光サイト」をご覧ください。

特 集

古町花街の
息づかいを味わう

人々を魅了する新潟の寿司寿司

 江戸時代から明治時代にかけて、北前船の寄港地として栄えた湊町・新潟。最盛期には年間3500隻もの廻船が入港し、賑わっていました。信濃川と阿賀野川がもたらす肥沃な越後平野に、豊富な海の幸がとれる日本海。この恵まれた土壌が魚食文化と越後の米を育み、新潟の寿司文化を形成する土台となります。当時の新潟は、物資を運ぶための堀が張り巡らされ、柳のそよぐ風流な景色が広がっていました。この地の江戸前寿司の始まりは、堀沿いに並んでいた屋台なのだとか。今も、寿司職人が惚れ込むほどに、質の良い素材が揃っている新潟。寿司を食べずして、新潟の旅は終われません。

新潟の寿司を味わうなら

兄弟寿し
1960年創業。創業55年を迎えた折にモダンな店構えへとリニューアル。地元で水揚げされた旬の鮮魚に、ひと手間加えて提供するのが店主の信条。事前予約でリクエストも可能。
新潟市中央区古町通9番町1461-1 坂上ビル1階
TEL 025-224-9581
新潟県すし三昧 「極み」
注文に迷ったら「極み」がおすすめ。新潟の地魚とウニ、トロ、イクラを組み合わせた厳選特上にぎり10貫にお椀が付いたプラン。新潟県すし商生活衛生同業組合に加盟する約50店舗で提供中。
新潟県すし商生活衛生同業組合
TEL 025-246-3020
せかい鮨
1927年創業。新潟の食の豊富さが伝わるよう、「のどぐろ炙り丼」など新メニュー開発にも力を入れている。店主は、JR東日本の運行するクルーズトレイン「TRAINSUITE四季島」でも寿司を担当。
新潟市中央区沼垂東4-8-34
TEL 025-244-2656
港すし
1933年創業。旬の素材に丁寧な下仕事を施し、お好みに合わせて提供する。ランチのみ営業している「人情横丁」の市場店では、にぎりやちらしを1,000円台で楽しめる。
[古町本店]新潟市中央区古町通9番町1454
[市場店]新潟市中央区東堀前通5
TEL 025-222-3710

花街を支えた料理人の技料亭・割烹

 京都・祇園、東京・新橋と並び称され、江戸時代から栄えていた新潟・古町の花柳界。明治期には約200名の芸妓がおり、北前船の船員や都から訪れる文人、政財界の主役たちをもてなしました。芸妓の芸とともにおもてなしに欠かせなかったのが、粋を凝らした料亭の料理。北海道を始めとする各寄港地の食材と新潟の豊かな食資源。大阪や京都の高度な食文化。北前船がもたらしたそれらのパーツが組み合わさり、都から訪れる舌の肥えた客人をも満足させる美食のまちへと発展しました。今でも11軒の料亭や割烹で古町芸妓の舞を楽しめます。当時の趣を残す建物の意匠や芸妓のおもてなしとともに、新潟の美食をお楽しみください。

花街の風情を味わうなら

鍋茶屋(なべぢゃや)
1846年創業。初代が考案したすっぽん鍋が店名の由来。趣のある和風建築には、全国的に見ても貴重な意匠が数多く残る。文人、政財界の著名人に愛されたもてなしと料理は今も健在。
新潟市中央区東堀通8番町1420
TEL 025-222-6131
古町芸妓
若手芸妓は柳都振興株式会社に所属し、唄や舞、三味線などの稽古に励んでいる。待合の座敷だった「美や古」を改装してオープンした「古町柳都カフェ」(平日限定)でも、会うことができる。
[古町柳都カフェ]新潟市中央区古町通9番町1462
TEL 025-222-2237(新潟三業協同組合)
行形亭(いきなりや)
江戸元禄時代創業。2,000坪を超す庭園に、趣の異なる離れ形式の座敷が点在。完全個室でぜいたくなひと時を過ごせる。正面の白壁通りは石畳になっており、当時の風情を感じられる。
新潟市中央区西大畑町573
TEL 025-223-1188
ホテルイタリア軒 割烹螢
1874年創業、日本初の本格的西洋レストラン「イタリア軒」(現ホテルイタリア軒)が手がける割烹。数寄屋造りの風流な佇まいの中で、新潟の旬の食材を使った会席料理をいただける。
新潟市中央区西堀通7番町1574 ホテルイタリア軒・別館
TEL 025-224-5128
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