大泉寺

だいせんじ

日本海を見おろす山上に立つ重要文化財

大泉寺は、日本海を見おろす海抜200メートルの山上にあり、朱鳥元(686)年、泰澄(たいちょう)禅師によって創建されたと伝えられています。
源義家の社参以来、歴代武将の尊崇を受けており、特に戦国時代においては、越後守護上杉房能、越後国主上杉謙信・景勝等が参詣し、武運の長久を祈ったとも伝えられています。

大泉寺観音堂(だいせんじかんのんどう)

  • 大泉寺観音堂
    大泉寺観音堂
明治39(1906)年4月14日(国指定文化財:有形文化財・建造物)

永禄2(1559)年には落雷により焼失しており、現在のお堂は永禄3(1560)年、上杉家によって再建されました。
お堂内部の右奥には、太さ日本一の「萩の柱」があります。
観音堂とあわせて、銘のある肘木も国の重要文化財に指定されています。

飯綱社本殿(いいづなしゃほんでん)

昭和27(1952)年12月10日(県指定文化財:有形文化財・建造物)

室町時代、大泉寺境内の鎮守として創立されたと伝えられています。

木喰上人木額(もくじきしょうにんもくがく)

昭和50(1975)年7月1日(市指定文化財:有形文化財・彫刻)

木喰上人の彫刻は確認されているだけでも550点余を越していますが、自刻の版木や木額の類は少なく、この歌額は希少価値があるものとして注目されています。全国を歩いて千体の仏像を残そうと決めた木喰が、2度目の越後入りをした88歳の時に彫られた子育て地蔵と木額です。
お堂のすぐ後ろの銀杏の生木には、仏像が刻まれ、跡が残っています。

仁王門(におうもん)

昭和61(1986)年9月1日(市指定文化財:有形文化財・建造物)

天正7(1579)年上杉景勝の建立といわれています。
内部左右には「稲刈り仁王」の伝説を持つ仁王阿吽両像が安置されています。

基本情報

住所新潟県柏崎市大字大清水1502
交通アクセス●JR信越本線「米山駅」から徒歩で約55分
●北陸自動車道「米山IC」または「柿崎IC」から車で約20分
駐車場有り(普通車)
備考国指定重要有形文化財(建造物)
※明治39(1906)年4月14日指定

問い合わせ先

問い合わせ先大泉寺観音堂(大清水観音堂)
電話番号0257-26-2379
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