アナタはSUP派?カヤック派?夏の高原キャンプ場で欲張り体験!

2019.08.19

夏のキャンプといえば、高原や水辺に行きたくなるのが人の常。
「越後妻有 大厳寺高原キャンプ場」なら、標高700メートルの高原にあり、広々とした池での水遊びもOKと、「高原&水辺」両方のニーズを満たせます!

さらに、SUPとカヤックの両方を体験できるという、欲張りをどこまでも喜ばせてくれるプランを発見。
どちらがいいか選ぶのが難しい初心者にもピッタリです。

「SUP」か「カヤック」か。夏のベストチョイスは、はたしてどっち?!

上越新幹線の越後湯沢駅または浦佐駅から車で約75分、緑いっぱいの道を上って行くと、大厳寺高原キャンプ場が見えてきます。

写真左に見える白い塊はなんと雪!
冬に降った雪に夏までシートをかぶせておき、「真夏に雪の上で遊ぶ」イベントを毎年開催しているそう。
さすが雪深い越後のキャンプ場…!

車を停めたら、まずは壁がチャコールグレーの洋館「希望館(写真右から2つ目)」で受付を。
更衣室で着替えた後、左隣のログハウス(写真中央)に移動してパドルやライフジャケットを借ります。

インストラクターの村山さんが各自の身長にあわせて選んでくれたパドルを手に、池の方へと坂を下りていきます。

今日は小学生の姉妹とママの3人で参加。全員、カヤックもSUPも初心者です。

ラッキーなことに今回は貸し切り状態!
空や雲が池の水面に映りこんだ夏らしい風景も、自分たちだけのモノ♪

まずはカヤックから。
パドルの持ち方から漕ぎ方まで、陸で教えてくれるので安心です。

カヌーとカヤックの違いも教えてくれました。
広い意味では、カヤックはカヌーの一種。
カヤックはパドルのブレード(水かき)が両端にあり、カヌーは片方のみ。
カヤックは船体内部に漕ぎ手の下半身が収まる閉じた形、カヌーは開かれた形とのこと。

ひととおりの教習が終わり、村山さんの「誰から行く?」の声に、子どもたちは揃って「ママ!」と即答。

スイーーーッと漕ぎ出し、余裕な様子のママ。
水面に波紋がキレイに広がります。

次はお姉ちゃん。
村山さんが押してくれて…

着水成功!
さすが小6のお姉ちゃん、順調な漕ぎ出しです。
その後も終始ニコニコ楽しそうでした。

最後に小3の妹ちゃんの番となりました。
実は、予約時はママと2人乗りにしようと考えていましたが、村山さんの「そのぐらいの年の子なら1人乗りにしないと飽きちゃうかもよ」という助言もあり、1人乗りにすることに。

そんな経緯もあっただけに、緊張した表情です。

無事に3人で水上の人になりました!
大厳寺高原キャンプ場の池は、1家族か2家族ぐらいの小規模グループが気持ちよく漕げそうな広さ。
お互いの姿を見失うほど広すぎず、ぶつかるほど狭すぎず、ちょうどいいサイズ感です。
海のように波もなければ、川のような流れもないので、初心者にはうってつけ。

ママとお姉ちゃんは行きたい方向へ自由自在に進みます。
余裕しゃくしゃく。

一方の妹ちゃんは、不慣れなパドルさばきに孤軍奮闘。
ひとり、池の端っこの方に来てしまいました。
右と左、どちらを漕げばどちらの方向に進むのか、混乱中。

サポートが必要そうな妹ちゃんの方へ、村山さんがSUPで向かいます。

「おーい、左、左手で漕ぐんだよー!」と村山さん。
「左、左ってどっちー!?」と妹ちゃん。
思わず笑ってしまう一同。

いったん陸に戻り、次はSUPに挑戦です。
シングルブレードのパドルに持ち替えて、乗り方のコツを教わります。

「いきなり立とうとしなくていいです。最初は正座や立て膝など低い姿勢で漕げばいいです。」と村山さん。
必ずしも立たなくて良いとは、目からウロコ!
SUPが「Stand Up Paddleboard」の略なので、とにかく立つものと思っていました。

疲れたらベッドのように寝っ転がって、足だけパチャパチャ水に浸すのもOKとのこと。
確かにそれは気持ちよさそうです。
インドア派の大人でも、これならやってみたくなるのでは?

思っていた以上に自由度が高いSUP。
面白いことになりそうです。

最初はやっぱりママから。
正座で漕ぎ出します。
確かに重心が低いのでラクラクと安定しています。

お姉ちゃんはぺたんこ座りで水面へ。
こんな姿勢で漕ぎ始めます。

妹ちゃんも、問題なさそう。
お姉ちゃんと同じく、ぺたんこ座りで漕ぎ出します。

3人とも、あっという間に池の真ん中へ。

村山さんも池へ入り、立ち方を教えている様子。
お姉ちゃんは早くも立ちました!

ほどなく全員立てました!
パドルを掲げて、はいポーズ!

3人とも立てるようになったところで、村山さんは岸へ。
「後は次のグループが来るまで自由に楽しんでていいですよ」と伝え、その場を離れます。
あとはフリータイム!

池は完全にファミリーだけの貸し切り空間に。

3人は伸び伸びとはしゃぎはじめます。
ママはボードに馬乗りになり、お姉ちゃんは水に飛び込み、妹ちゃんはボードを岸辺に寄せて泳ぎ始めました!

SUP…自由です…!!
足を船体にスポッと入れるカヤックでは、こうは行きません。

自由度の高いSUPですが、くれぐれもパドルの紛失にはご注意ください。
大厳寺高原キャンプ場のパドルは浮きのようなものをつけているそうですが、それでも時間が経つと水が入ってパドルが沈んでしまうそうです。

ママと妹ちゃんの2人乗りが完成!

今度は3人乗り!

からのー?

ジャボーーーン!!

こうなると、ボード上に立ったり、水に飛び込んだりが、楽しくなる子どもたち。
立ったり、飛び込んだり。
立ったり、飛び込んだり。
何度も何度も繰り返します。

思ってたSUPと全然違うけど、楽しそう♪

それぞれのボードに乗ってポーズを取ってみたり、

並べた2枚のボードに片足ずつ乗せてみたりと、おおはしゃぎです。

遊びまくりの子供たちとは対照的に、ママはお休み…。
大人と子どもの遊べる体力には差がありますね(笑)

アクティビティ後は「希望館」へ戻りましょう。
更衣室でシャワーを浴びられます。

サッパリしたら、1Fのレストランでビールやアイスをどうぞ。
お腹が空いていたら、定食、蕎麦、うどん、牛丼、ラーメンなども食べられます。

大満足の70分を終えて…

今回体験した「カヌー&スタンドアップパドルサーフィン体験」。
「カヤックとSUP、どっちが楽しかった?」と聞くと、3人とも口を揃えて「SUP!」という答え。

秋など、水が冷たい時期はカヤックで景色をのんびりと楽しむ方が良さそうですが、暑い夏には水と自由に戯れることができるSUPは最高におすすめです!

ということで、夏のベストチョイスが「SUP」か「カヤック」かについては、満場一致で「SUP」に決定しました!
大厳寺高原キャンプ場で遊ぼう!

大厳寺高原キャンプ場で遊ぼう!

この記事で体験取材に協力してくれたのは「越後妻有 大厳寺高原キャンプ場」。今回体験したプラン以外にも、「カヌー体験70分」「SUP70分」「トレッキング&サイクリング90分」「ノルディックウォーク90分」など、さまざまなメニューがあります。キャンプ場に宿泊の場合はもちろん、日帰りでの参加もOK!

「越後妻有 大厳寺高原キャンプ場」って?

越後妻有(えちごつまり)大厳寺(だいごんじ)高原キャンプ場は、あの「snow peak」が監修したキャンプ場。
2018年にリノベーションし、キレイでオシャレになりました!

受付・レストランがある希望館の2階はフリースペースになっていて、snow peakの椅子・テーブル・テント・ハンモックなどでくつろげます。

夏は「カヌー(カヤック)」「SUP」などのウォーター・アクティビティがおすすめ。
クワガタもたくさんいます。

秋には「バックカントリーバイク」が爽快!
行きはブナ林をトレッキングし、帰りは下り坂をサイクリングで戻る体験ツアー。
山の上の方まで自転車を予め運んでおいてくれてるので、「下り坂だけラクラク乗れる」のが嬉しいところ。

春は「残雪キャンプ」ができるのも特徴的。
5月上旬でも1mほどの雪が残り、そりなどで遊べます。


近くには何があるの?

大厳寺高原キャンプ場がある越後妻有というエリアは「大地の芸術祭の里」で有名な地。
それとは意識せずにドライブしているだけでも、エリア中に点在するアートスポットに行き当たります。

●赤錆色の細長い建物が印象的な「森の学校 キョロロ」:車で30分
●里山食堂で地野菜たっぷりのビュッフェをいただける「まつだい 農舞台」:車で35分
●廃校となった学校を空間絵本のように仕立てた「絵本と木の実の美術館」:車で50分
●コンクリート打放し仕上げとガラスを多用し、池を表現した「キナーレ」:車で55分

大自然そのものもアートのよう。
数々の絶景ポイントへも足を延ばしてみてください。

●ブナの立ち姿が美しい「美人林」:車で30分
●水鏡と雲海が幻想的な「星峠の棚田」:車で35分
●誰が撮ってもフォトジェニックだと近年話題の「清津峡渓谷トンネル」:車で55分

日本三大薬湯の一つである「松之山温泉」も湧いており、一帯に立ち寄り湯が多いのも嬉しいところです。
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